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Fantasy

ファンタジーの本
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空色勾玉

 
荻原規子 著 / 徳間書店
空色勾玉

古代日本を舞台にしたファンタジーです。

八百万の神々が存在したとされる古代の日本は、ファンタジーにするととても魅力的だと思います。映像系ではジブリの「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」が私の中のそれに該当するのですが、 小説系では荻原さんの勾玉三部作がそれにあたります。

少年少女の淡い恋を描くことを忘れないのも、荻原流。少女のあたなも女性のあなたも楽しめます。

―勾玉三部作の続刊―

西の善き魔女(1)―セラフィールドの少女―

 
荻原規子 著 / 中公文庫
西の善き魔女〈1〉セラフィールドの少女

一昔前の少女漫画チックな人物設定ではあるけれど、さすがは荻原さん、しっかりとした世界観でグイグイ引っ張っていき、「軽めな作品かな?」という第一印象を見事吹き飛ばしてくれました。

特に4巻目からは、ドラゴンやユニコーンなどが出てきて、ファンタジーの世界が濃厚に。

オトナでも十分楽しめる素敵な作品です。

―西の善き魔女シリーズの続刊―

ブレイブ・ストーリー

 
宮部みゆき 著 / 角川書店
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宮部みゆき好き+RPG好きの私にとって、たまらない本でした。

ミステリー作家のイメージが強い作者ですが、以前からファンタジーを書かせてもいけるのでは…という片鱗を見せていました。それが見事に開花した作品です。 話の流れはまさにRPG。作者は男の子が主人公の作品も得意なので、その魅力が余すとこなく出ています。

そして、宮部みゆき作品の真髄である、細かい心理描写などももちろん健在。単なる男の子の冒険話では終わらない奥深さです。

→下巻

カモメに飛ぶことを教えた猫

 
ルイス・セプルベダ 著 / 白水社
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一羽の瀕死のカモメと「これから産む卵を食べず、雛を孵して、飛ぶことを教えてあげて欲しい」という約束をした猫のゾルバ。「港の猫の名誉にかけて」仲間と力をあわせて約束を守ります。心がほんわりと暖かくなるお話です。

精霊の守り人

 
上橋菜穂子 著 / 偕成社
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短槍を華麗に使いこなす女用心棒バルサが主人公のシリーズものです。

人間の裏社会や精霊の世界などが複雑に絡み合う事件を乗り越えていきます。バルサのしなやかな強さが大好き。

―守り人シリーズの続刊―

サブリエル-冥界の扉-

 
ガース・ニクス 著 / 主婦の友社
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少し暗めで死霊がうようよ出てくる話なのに、単なるホラーになっておらず、凛とした雰囲気があります。こういう雰囲気の話は大好き。続巻が待ち遠しい。

―古王国記シリーズの続刊―

黄金の羅針盤

 
フィリップ・プルマン 著 / 新潮社
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とても重厚な作品です。大人向きかも。宗教的なテーマが全面に出てますし、少しクセがありますが、ファンタジーとしての話の造りは光るものがあります。シリーズ全3巻完結。

―ライラの冒険シリーズの続刊―

ローワンと魔法の地図

 
エミリー・ロッダ 著 / あすなろ書房
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すごくコンパクトにまとまっているのに、世界観はよく描かれていて、読みやすいです。主人公が魔法の呪文を唱えるだけがファンタジーじゃないんだよね〜ということを感じた作品です。

か弱いローワンが巻を重ねるたびにどんどん成長していきます。

―リンの谷のローワンシリーズの続刊「ローワンと…」―

壁のなかの時計

 
ジョン・ベレアーズ 著 / アーティストハウス
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主人公のルイスは魔法を使えないごく普通のちょっと太めの男の子ですが、一緒に住んでいるおじさんが魔法使い。最初はルイスの気弱なところなんかにイライラしてますが、魔法は使えなくても立派に悪霊と対決していくようになります。

続編では登場人物も増え、話の内容も一段とおもしろくなります。

―ルイスと魔法使い協会シリーズの続刊―

ダレン・シャン

 
ダレン・シャン 著 / 小学館
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ある事がきっかけで半分だけバンパイアになってしまったダレン・シャンが主人公。結構ホラーチックな所も多いですが、子供向けなのでホラーが苦手でも読めると思います。数奇な運命に翻弄されるダレンに、いつも手に汗握りながらどきどきハラハラで読んでいます。

―ダレン・シャンシリーズの続刊―

ハリー・ポッターと賢者の石

 
J.K.ローリング 著 / 静山社
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今や子どもからおじいちゃんまで皆が知ってるハリー・ポッター。伏線がいたるところに張り巡らされていて、巻が進む毎に楽しみがどんどん増えます。

一巻で一年ずつハリーの学年が上がる設定ですが、これから大人になっていくハリーが早く見たいです。もちろん、「例のあの人」との対決が最終的にどういう形で決着するのかも気になります。

―ハリーポッターシリーズの続刊「ハリーポッターと…」―

指輪物語

 
J・R・R・トールキン 著 / 評論社
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ファンタジーといえばこれ!の名作。壮大な世界観、言葉まで作ってしまう緻密な背景設定など、読めば必ず圧倒されます。3部構成ですが、文庫本だと全9冊にもなります。

独特の世界観や登場人物の多さで、ファンタジー初心者には少しつらいかもしれません。

映画化されましたが、映画もすばらしい出来で是非オススメします。